【超入門】投資の超基本と始め方|リスク・リターン・インデックス投資をやさしく解説

【超入門】投資の超基本と始め方|リスク・リターン・インデックス投資をやさしく解説

「新NISAが話題だけど、そもそも投資って何をしているの?」
「リスクや値下がりが怖くて、一歩が踏み出せない…」

そんな初心者さん向けに、この記事では「投資の超基本」だけをギュッとまとめて解説します。

  • 貯金と投資の違い(役割の違い)
  • 投資でいう「リスク」の正体と、ギャンブルとの違い
  • インデックス投資とは?なぜ初心者向きと言われるのか
  • 新NISAと相性がいい「長期・積立・分散」の考え方

難しい数式やチャートは一切なしで、「なんとなく怖い」から「仕組みは分かったかも」まで進めるのがゴールです。

新NISAの制度全体を先にざっくり知っておきたい方は、こちらのハブ記事も合わせてどうぞ。
👉 初心者がまず読むべき投資ガイドまとめ


  1. 投資の「ゴール」とは?このページで分かること
  2. 【投資の基本】貯金と投資の違いをざっくり整理
    1. 貯金:元本は減らないが、ほとんど増えない
    2. 投資:増えるチャンスがある代わりに、元本割れリスクがある
    3. インフレ時代は「貯金だけ」もリスクになる(牛丼の値段でイメージ)
  3. 【投資の基本】リスクってなに?ギャンブルとの違い
    1. リスク=「値動きの幅」のこと
    2. 短期で見るとギザギザ、長期で見ると右肩上がりになりやすい
    3. Q&A|投資はギャンブルと何が違うの?
  4. 【投資の基本】投資商品の種類を3グループでざっくり理解
    1. ① 預金・債券:値動き小さめ、リターンも控えめ
    2. ② 株式:値動き大きめ、長期では成長が期待できる
    3. ③ 投資信託:たくさんの株や債券をまとめた「詰め合わせパック」
  5. インデックス投資とは?初心者に向いている3つの理由
    1. 市場全体にまとめて投資するイメージ
    2. プロにおまかせ&手数料が安いのが強み
    3. 全世界株式とS&P500をざっくりイメージ
  6. 新NISAと相性がいい「長期・積立・分散」スタイル
    1. 長期:時間を味方につける
    2. 積立:毎月コツコツ買うことで平均購入価格をならす
    3. 分散:「一つに全ツッパしない」が鉄則
    4. 一括投資と積立投資の違いを一言でいうと?
  7. 始める前に決めておきたい3つのこと
    1. ① 目的と期間:何年くらい運用するお金か
    2. ② 毎月いくらなら無理なく続けられるか
    3. ③ どのインデックスファンドを「軸」にするか
  8. まとめ|投資の超基本を押さえたら、次は実践ステップへ
  9. 次に読むべき3記事

投資の「ゴール」とは?このページで分かること

投資の世界では、カタカナや専門用語がたくさん出てきますが、本当に大事なことはシンプルです。

  • 今すぐではなく、数年〜数十年かけてお金を育てる
  • インフレ(物価上昇)に負けないようにする
  • 将来の自分や家族の支えになる「資産」をつくる

このページでは、「どうやって口座を開くか」ではなく「投資ってそもそも何をしているのか」に焦点を当てます。

具体的な新NISAの始め方は、こちらでスマホ画面つきで解説しています。
👉 新NISAの始め方|口座開設〜積立設定までやさしく解説


【投資の基本】貯金と投資の違いをざっくり整理

貯金:元本は減らないが、ほとんど増えない

銀行預金は、元本が保証されているかわりに利息はごくわずかです。最近の普通預金の金利は0.001〜0.1%程度で、100万円を1年預けても数百円くらいしか増えません。

短期で使うお金(生活費・当面の出費・半年以内に使う予定があるお金)は、貯金がベストです。

投資:増えるチャンスがある代わりに、元本割れリスクがある

投資は、株式や投資信託などを通じて企業や世界経済の成長にお金を預ける行為です。うまくいけば預金より大きく増えますが、タイミングによっては一時的に元本を下回ることもあります。

ここで重要なのは、

  • 貯金=安全だけど、ほとんど増えない
  • 投資=増えるチャンスがあるが、値動きがある

という役割の違いを理解しておくことです。

インフレ時代は「貯金だけ」もリスクになる(牛丼の値段でイメージ)

物価が上がっていくと、同じ100万円でも買えるものが少しずつ減っていきます。これをインフレと言います。

たとえば、昔は牛丼が1杯300円だったのが、今は450円になっているとします。

  • 300円のとき:100万円あれば約3,333杯
  • 450円のとき:100万円あれば約2,222杯

お金の数字は同じ100万円でも、「牛丼というモノベース」で見ると大きく目減りしているのが分かります。

もし金利0.001%の口座にずっと置いておくだけだと、数字は減らなくても実質的な価値は目減りしてしまうわけです。

だからこそ、「生活費などの貯金」+「将来のための投資」という二段構えが大事になります。

① 貯金だけ

・元本は減らない
・でもほとんど増えない
・インフレに負けるリスク

② 投資の基本

・長期
・積立
・分散

③ 新NISAで実践

・インデックス投資
・全世界株 or S&P500
・楽天証券で自動積立


【投資の基本】リスクってなに?ギャンブルとの違い

リスク=「値動きの幅」のこと

日常会話で「リスクが高い」と言うと、「危険」「ギャンブルっぽい」といったイメージを持つかもしれません。

ですが、投資の世界でいうリスクは、「値段がどれくらい上下するか(ブレ幅)」を指します。

  • リスクが小さい商品:値動きがゆっくり、上下の幅も小さい
  • リスクが大きい商品:短い期間でも大きく上がったり下がったりする

「リスク=悪」ではなく、「リスク=振れ幅」と理解すると、少し落ち着いて考えられます。

短期で見るとギザギザ、長期で見ると右肩上がりになりやすい

世界全体の株式市場(全世界株式など)は、1ヶ月・1年だけ見ると上がったり下がったりの繰り返しです。

しかし、10年・20年という長い期間で見ると、これまでの歴史では右肩上がりになってきたというデータがあります。

この性質を利用して、

  • 短期の値動きに一喜一憂しない
  • 長期でコツコツ積み立てる

というのが、初心者向けの王道スタイルです。

Q&A|投資はギャンブルと何が違うの?

Q. 投資って、結局ギャンブルと同じじゃないの?

A. 大きく違うポイントは次の3つです。

  • ギャンブル:期待値(長く続けたときの平均)はマイナスになりやすい
  • 投資  :世界経済の成長を取りにいくので、長期の期待値はプラスになりやすい
  • ギャンブル:短期で全部失う可能性もある/投資:分散や積立でリスクをコントロールできる
ギャンブル 投資(長期・積立・分散)
長く続けるほど
期待値マイナスになりやすい
世界経済の成長を取りにいくので
長期の期待値はプラスになりやすい
短期の一発勝負 10〜20年の長期でコツコツ
運の要素が大きい 分散と積立でリスクを調整できる

もちろん、やり方によっては投機的(短期売買でハイリスク)になることもありますが、「長期・積立・分散」でコツコツ続ける投資スタイルは、ギャンブルとは性質がまったく別物です。

「どこまでリスクを取っても大丈夫か」「どんなやり方が自分に合うか」が不安なときは、Q&A形式でよくある質問をまとめたこちらの記事も参考になります。
👉 新NISA FAQ|初心者がつまずきやすいポイントQ&A


【投資の基本】投資商品の種類を3グループでざっくり理解

① 預金・債券:値動き小さめ、リターンも控えめ

預金や国債・社債などは、値動きが比較的小さく、リスクも低めです。ただし、期待できるリターンもそこまで大きくありません。

  • 預金:元本保証・超低金利
  • 債券:国や企業にお金を貸して、利息を受け取るイメージ

② 株式:値動き大きめ、長期では成長が期待できる

株式は、会社の「オーナー権の一部」を買うイメージです。業績が良ければ株価が上がり、配当金がもらえることもあります。

  • 短期的な値動きは大きい(リスク高め)
  • 長期で見ると、世界経済の成長とともに伸びやすい

③ 投資信託:たくさんの株や債券をまとめた「詰め合わせパック」

投資信託は、多くの人から集めたお金をまとめて運用し、その成果をみんなで分け合う商品です。

  • 1本買うだけで、数百〜数千銘柄に分散できる
  • 少額(100円〜)からスタートできる
  • プロが日々の運用をしてくれる

新NISAで多くの人が選んでいるのは、この「投資信託」+「インデックス投資」の組み合わせです。

投資信託のコストである「信託報酬」や、毎日の「基準価額」の見方はこちらで詳しくまとめています。
👉 信託報酬とは?初心者向けにかんたん解説
👉 基準価額の見方|毎日の値動きに振り回されないコツ


インデックス投資とは?初心者に向いている3つの理由

市場全体にまとめて投資するイメージ

インデックス投資とは、日経平均やS&P500、全世界株式など、市場全体の動きを表す指数(インデックス)に連動するように運用する投資です。

たとえば、

  • 全世界株式インデックス:世界中の株式市場に分散投資
  • S&P500インデックス:アメリカの代表的な500社に分散投資

1社1社を選ぶのではなく、「世界全体」や「米国全体」にまるっと投資するイメージです。

プロにおまかせ&手数料が安いのが強み

インデックスファンドは、指数に沿って機械的に運用するため、運用コスト(信託報酬)が安いのが特徴です。

  • 信託報酬が安いほど、長期で手数料負けしにくい
  • プロに細かい運用を任せられる
  • 「どの株を買うか」で悩まなくて済む

このあたりの考え方は、こちらの記事で具体的なファンド名と一緒に解説しています。
👉 初心者が買うべき投資信託3本|迷ったらこれだけでOK

全世界株式とS&P500をざっくりイメージ

インデックス投資の代表例として、

  • 全世界株式(オルカン)
  • S&P500(米国株)

の2つがよく話題になります。

実際に新NISAでよく選ばれている具体的な商品でいうと、たとえば:

  • 全世界株式の例:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • S&P500の例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

「名前は聞いたことあるけど、中身がよく分からない…」という方は、
新NISA向けに厳選した投資信託3本をこちらで詳しく解説しています。
👉 初心者が買うべき投資信託3本|迷ったらこれだけでOK

それぞれの違いや選び方については、こちらで詳しく比較しています。
👉 全世界株式(オルカン)vs S&P500|どっちを選ぶべき?


新NISAと相性がいい「長期・積立・分散」スタイル

投資の基本スタイルとして、「長期・積立・分散」というキーワードがよく出てきます。これはそのまま、新NISAと相性バツグンの考え方です。

長期:時間を味方につける

新NISAは非課税期間が無期限です。短期で売買するより、

  • 10年、20年といった長期でコツコツ続ける
  • 複利の力(利益を再投資し続ける効果)を活かす

ことで、ゆっくり資産を育てていく制度だと考えると分かりやすいです。

積立:毎月コツコツ買うことで平均購入価格をならす

毎月一定額を自動で買っていく積立投資は、価格が高いときは少なく、安いときは多く買う仕組み(ドルコスト平均法)になっています。

一度にドンと買うのではなく、時間を分散して買うことで、価格のブレをならすイメージです。

楽天証券での積立設定の具体的なやり方は、こちらの記事でスマホ画面つきで詳しく解説しています。
👉 【初心者向け】楽天証券で新NISAの積立設定をする方法

分散:「一つに全ツッパしない」が鉄則

分散とは、「1つの商品に全力ではなく、複数に分ける」ことです。

  • 全世界株式で国を分散
  • 株式・債券など資産クラスを分散
  • 積立タイミングを分散(時間分散)

新NISAでは、全世界株式やS&P500などのインデックスファンドを使うだけでも、かなりの分散効果があります。

積立投資でやってはいけない行動は、こちらでまとめています。
👉 【初心者向け】積立投資で“やってはいけない5つの行動”

一括投資と積立投資の違いを一言でいうと?

よく聞かれるのが「ボーナスで一括投資するのと、毎月の積立はどっちがいいの?」という質問です。

  • 一括投資:早くにまとめて入れるので、うまくいけばリターンは大きくなりやすいが、買った直後に大きく下がるリスクもある
  • 積立投資:時間を分散して買うので、リスクはやや小さくなる代わりに、理論上は一括より長期リターンが少し下がる可能性もある

初心者さんが新NISAでまず目指したいのは、「大きく増やす」より「無理なく続ける」ことなので、多くの場合は積立投資がスタートとしておすすめです。


始める前に決めておきたい3つのこと

ここまでの「超基本」を押さえたら、あとは具体的な行動に落とすだけです。口座開設や積立設定に進む前に、次の3つだけ決めておきましょう。

① 目的と期間:何年くらい運用するお金か

まずは、

  • 老後や将来のため
  • 10〜20年後の資産づくり
  • 教育費の一部を補う

など、「どれくらい先のためのお金か」をざっくり決めておきましょう。

期間が長いお金ほど、株式中心のインデックス投資と相性が良くなります。

② 毎月いくらなら無理なく続けられるか

積立額の正解は、「生活が苦しくならない金額」です。

  • 学生・新社会人:月3,000〜1万円
  • 独身・実家暮らし:月3〜5万円
  • 子育て世帯:月1〜3万円

…といった目安はありますが、最初は月1,000円や3,000円など、小さく始めてもOKです。「続けられるか不安」と感じるうちは、無理に金額を上げる必要はありません。

積立額や枠の使い方など、新NISAならではの疑問はFAQ記事でよくある質問をまとめています。
👉 新NISA FAQ|よくある質問まとめ

③ どのインデックスファンドを「軸」にするか

最後に、メインで積み立てるインデックスファンドを1〜2本決めるだけです。

  • とりあえず1本に集中したい → 全世界株式 or S&P500
  • どうしても決めきれない → 半分ずつ(50:50)もアリ

具体的な銘柄名・買い方・NG行動は、下記の流れで押さえておけばOKです。

  1. 初心者が買うべき投資信託3本で商品を決める
  2. 全世界株式 vs S&P500 比較で最終確認
  3. 楽天証券で新NISAの積立設定をする方法で積立設定まで完了

まとめ|投資の超基本を押さえたら、次は実践ステップへ

このページでお伝えしたい投資の超基本は、次の3つです。

  1. 貯金と投資には「役割の違い」がある(貯金だけもインフレで目減りする)
  2. 投資のリスクとは「値動きの幅」のことで、長期・積立・分散で和らげられる
  3. 初心者はインデックス投資+新NISAを使った「長期・積立・分散」が王道

仕組みが分かると、「なんとなく怖い」から「少額ならやってみてもいいかも」に変わっていくはずです。

次の一歩としては、

投資の超基本がイメージできたら、次は実際に一歩踏み出してみましょう。

理解できたら、次は口座開設へ ▶

楽天証券の申し込み〜新NISA設定まで、スマホ画面つきで解説しています。

次に読むべき3記事

新NISA/楽天証券の“初心者が迷いやすいポイント”を
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👉 ちーず@新NISA×楽天証券|初心者ガイド

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