「新NISAを始めたいけど、細かいところが不安…」「損しないか心配…」という初心者の方へ。
結論:新NISAは“税金がかからない制度”として有利。でも投資なので元本割れリスクはあります。
- 利益に約20%の税金がかからない(通常口座との最大差)
- いつでも売却できる(売却枠の復活は翌年以降)
- 迷う人は「少額でいいから積立設定まで」やればOK
この記事では、よくある疑問を「制度 → 実践 → 売却」の順にまとめました。気になるところだけタップして読んでOKです。
🔰 まず全体像から知りたい方:新NISAの始め方
🛠 今すぐ口座を作りたい方:楽天証券の始め方
✅ 積立設定まで一気にやる方:積立設定のやり方
🔎 申請状況が不安な方:新NISAの申請状況の確認(楽天)
Ⅰ. 制度・非課税枠に関するFAQ(スタート編)
Q1. 新NISAはいつから始めるのが正解ですか?
A. 基本は“できるだけ早く”でOKです。
運用期間が長いほど複利効果が効きやすく、非課税期間も無期限なので「待つメリット」は小さいです。
「いきなり大金は怖い」という方は、月100円〜の少額で積立設定までやって、慣れながら増やすのが最も安全な始め方です。
👉 次の行動:まずは口座開設へ
【初心者向け】楽天証券の始め方(スマホ手順)
Q2. 投資できる金額(積立上限)はいくらまでですか?
A. 生涯1,800万円(元本ベース)・年360万円までです。
| 区分 | 年間上限 | 生涯上限(元本) |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 合計 1,800万円 |
| 成長投資枠 | 240万円 | |
| 合計 | 360万円 |
※生涯枠1,800万円は元本(投資した金額)が基準です。運用して利益が出て評価額が2,000万円などになっても枠オーバーにはなりません。
Q3. つみたて投資枠と成長投資枠は両方使わないといけない?
A. いいえ。つみたて投資枠だけで問題ありません。
多くの初心者はまず「つみたて投資枠」で、王道インデックス(オルカンやS&P500など)を積み立てるのが資産形成の最短ルートです。無理に成長投資枠を使う必要はありません。
👉 成長投資枠を使いたくなったら:
新NISA「成長投資枠」の使い方|失敗しない攻め方
Q4. NISA口座は複数開設できますか?
A. できません。NISA口座は“全金融機関で1人1口座”です。
楽天証券とSBI証券の両方でNISAを持つことはできません。他社でNISA口座を持っている状態で申請すると、税務署チェックで止まることがあります(重複防止のため)。
👉 申請状況が「審査中」で不安な方へ:
新NISAの申請状況の確認方法(楽天証券)
Ⅱ. 運用・税金・積立に関するFAQ(実践編)
Q5. 積立金額は途中で変更・停止できますか?
A. はい、いつでも変更・停止できます。
「来月は出費が多いから減額」「余裕ができたから増額」など、Webやアプリから自由に設定変更可能です。生活防衛資金を優先しつつ、「無理なく続く金額」に調整しましょう。
👉 (関連記事があるならここに)積立買付日の変更(楽天)
積立買付日の変更(楽天証券)
Q6. 毎月の積立額、いくらが正解ですか?
A. 「家計が苦しくならない金額」が正解です。
- 学生・新社会人:月3,000円〜1万円
- 独身・実家暮らし:月3万円〜5万円
- 子育て世帯:月1万円〜3万円(教育費優先)
途中でやめてしまうのが一番もったいないので、最初は「これなら忘れていても大丈夫」という金額からスタートしましょう。
👉 積立設定のやり方を確認する:
【全手順】楽天証券で新NISAの積立設定をする方法
Q7. NISAで利益が出たら税金はかかりますか?
A. 新NISAの非課税枠内の利益・分配金には税金がかかりません。
通常の投資(特定口座)では利益に対して約20%が税金として引かれますが、NISAならそれが0%になり、利益をまるごと受け取れます。
Q8. 損が出たら損益通算・繰越控除できますか?
A. できません。NISA口座の損失は税制上“なかったもの”扱いです。
NISAは利益が出れば強い一方で、損をしたときに他の口座の利益と相殺(損益通算)して税金を安くするテクニックは使えません。だからこそ、初心者は大失敗しにくい「長期・積立・分散」の王道インデックス投資が推奨されます。
👉 迷ったらこの3本から選ぶ:
初心者が買うべき投資信託3本|迷ったらこれだけでOK
Q9. オルカンとS&P500、結局どっちがいいの?
A. どちらを選んでも「正解」です。好みで選んでOKです。
- 全世界株式(オルカン):世界中に分散したい人向け
- S&P500(米国株式):米国中心でリターン重視にしたい人向け
👉 さらに詳しく比較したい人へ:
全世界株式 vs S&P500|どっちを選ぶべき?徹底比較
Q10. 楽天カードと楽天キャッシュ、どっちで積み立てるのが得?
A. 迷ったら「楽天カード」がシンプルでおすすめです。
- 【最優先】楽天カード:設定がラクでポイントも貯まる(月10万円まで)
- 【次点】楽天キャッシュ:カード枠を使い切った人向け
- 【現金派】マネーブリッジ:銀行からスムーズに入金したい人向け
👉 関連:楽天カード積立のやり方
楽天カード積立の始め方|設定と注意点
👉 関連:マネーブリッジ(入金の土台)
マネーブリッジの設定方法|金利アップも狙える
Ⅲ. 売却・手続きに関するFAQ
Q11. 新NISAで買った投資信託はいつでも売却できますか?枠はどうなる?
A. 売却はいつでもOK。売却した“元本分の枠”は翌年以降に復活します。
急にお金が必要になったら、いつでも売却して現金化できます。
注意点:売却した分の非課税枠が復活するのは「翌年の1月1日」です。年内に売り買いを繰り返すような運用はできません。
👉 具体的な売却手順(楽天証券):
楽天証券で投資信託を売る方法|スマホ画面解説
Q12. 氏名・住所が変わったら手続きは必要?
A. はい。楽天証券側で変更手続きが必要です。
NISA口座はマイナンバー(税務署)と紐付いているため、放置すると取引に制限が出る可能性があります。引越しや結婚で変更があった場合は、楽天証券のメニュー「お客様情報の設定・変更」から手続きしてください。
Q13. 退職や年収が変わったら何か手続きが必要?
A. 原則不要です。
NISAの運用自体は勤務先や年収に左右されません。口座情報の登録内容を最新にしたい場合のみ、任意で変更すればOKです。
まとめ:疑問が消えたら、小さく始めてみよう
新NISAは、一度設定してしまえば、あとは「積立を継続するだけ」で資産形成を進められる制度です(投資なので価格変動はあります)。
細かい疑問は走りながらでも解決できます。まずは口座を作り、月100円でもいいので積立設定を完了させて、「投資家としての第一歩」を踏み出しましょう。
👇 次のステップへ進む
✅ 口座がまだの方:楽天証券の始め方(スマホ手順)
✅ 商品で迷う方:買うべき投資信託3本
✅ 設定する方:積立設定の全手順

Cheese Stock|ちーず(運営者)
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