「楽天証券で新NISAの口座開設を申し込んだけど、いま手続きがどこまで進んでいるのかわからなくて不安…」
これは、新NISAを始める人がほぼ全員通る不安です。安心してください。口座の申し込みが完了していれば、手続きの状況は楽天証券のサイトやアプリからいつでも確認できます。
結論:新NISAの申請状況はここで確認できます
ログイン後、以下のルートで進んでください。
- マイメニュー → お客様情報の設定・変更 → NISA・つみたてNISA → 「NISA口座開設/受付状況」
✅ 不備がなければ、あとは「税務署の審査待ち」です。この記事で、画面の見方と「次に何をすればいいか」を整理します。
🔰 この記事でわかること
- 楽天証券で新NISAの申請状況を最短で確認する方法(スマホ中心)
- 画面に出てくるステータス(税務署申請中/仮開設/開設完了 など)の意味
- 「申請が進まない」ときによくある原因とチェックポイント
- いつから取引できるのか(仮開設の扱い・注意点)
- ステータス別に、次にやるべき具体的な行動
制度自体のしくみやメリット・デメリットから整理したい方は、先にこちらを読んでおくと全体像がつかみやすいです👇
1. 結論:新NISA申請状況を最短で確認する方法(スマホ版)
新NISA口座の受付状況は、楽天証券にログイン後、以下の手順で確認するのが最も早いです。ここではスマホ画面をイメージしながら解説します。(PC版でもメニュー名はほぼ同じです)
ステップ① 楽天証券にログイン
楽天証券のWebサイト(スマホブラウザ)またはiSPEEDアプリから、ご自身のログインIDとパスワードでログインします。
ステップ② 「マイメニュー」から「お客様情報の設定・変更」へ
ログイン後のトップ画面から、画面上部または下部にある「マイメニュー」をタップします。
- メニュー一覧の中に「お客様情報の設定・変更」という項目があるので選択します。
ステップ③ NISAの項目へ移動
「お客様情報の設定・変更」画面を下にスクロールしていくと、「基本情報」セクションが出てきます。
- その中の「NISA・つみたてNISA」欄にある、「NISA口座開設/受付状況」をタップ(クリック)します。
※ここに楽天証券マイページのスクリーンショット(マイメニュー → お客様情報の設定・変更 → NISA口座開設/受付状況)が1枚入っていると、読者が迷いにくくなります。
ステップ④ 「現在の申込/開設状況」を確認
「NISA口座開設/受付状況」の画面に進むと、「お客様の現在の申込/開設状況」という欄が表示されます。
この欄に、いまのステータスが具体的な文言で表示されています。
- 受付済/本人確認待ち
- 書類不備
- 税務署申請中
- 仮開設
- 開設完了
次の章で、それぞれのステータスが何を意味しているのか、何をすれば良いのかを整理します。
2. 表示パターン別:いま何待ち?(ステータスの意味と次の行動)
前述の手順で確認できるステータスは、主に以下の5パターンです。ご自身の状況と照らし合わせて、「次にやるべきこと」を確認しましょう。
| ステータス | 意味 | 次にすべきこと |
|---|---|---|
| 受付済/本人確認待ち | 申し込みデータは楽天証券に届いているが、提出書類の確認がまだ完了していない状態。 | 提出した本人確認書類に不備がないか、楽天証券からのメールを確認。不備連絡があれば指示どおり再提出。 |
| 書類不備 | 本人確認書類やマイナンバーなどに不備があり、手続きが中断している状態。 | 楽天証券から届いているメール・郵送物を必ず確認。不足・誤りを修正して、案内どおりに再提出する。 |
| 税務署申請中 | 楽天証券での確認が終わり、税務署へNISA口座開設の審査を依頼している段階。 | 基本的にやることはありません。税務署の審査完了を待ちます(手続きは楽天証券側が進めてくれます)。 |
| 仮開設 | 総合口座は開設済みで、NISA口座として仮に取引可能になった状態。 | 投資信託の買付や積立設定は可能。ただし、後述の注意点を理解したうえで利用する。 |
| 開設完了 | 税務署の審査も完了し、新NISA口座が正式に利用可能になった状態。 | すぐに積立設定を始めましょう。次のステップは「買う商品を決める → 積立設定」です。 |
※このほかに「審査中」「税務署確認中」など似た表現が出ることもありますが、基本的には「税務署申請中」=審査待ちと同じイメージでOKです。
3. よくある「詰まり」:申請状況が進まないときの原因TOP5
「税務署申請中」になってからは、審査が終わるまで待つしかありませんが、その前の段階でステータスが止まっている場合は、何かしらの不備があることが多いです。
🚨 申請が進まない主な原因
- 原因①: 提出した本人確認書類の画像が不鮮明で、文字が読み取れない。
- 原因②: マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)の画像が、必要な面すべて提出されていない。
- 原因③: 登録した住所と、本人確認書類に記載された住所が一致していない。
- 原因④: 別の金融機関ですでにNISA口座を開設している。(NISA口座をどこで作ったか忘れた時の確認方法)
- 原因⑤: 楽天証券からの「書類不備のお知らせメール」を見逃している。
特に「書類不備」が原因で手続きが止まっているケースが多いため、
- 楽天証券からのメール(迷惑メールフォルダも含めて)
- マイページ内の「お客様への重要なお知らせ」
は必ず確認しておきましょう。不備を解消すれば、税務署の審査へとスムーズに進めます。
4. いつから取引できる?「仮開設」の扱いと注意点
楽天証券では、総合口座の開設と本人確認が完了すると、「仮開設」というステータスになることがあります。
この仮開設の状態でも、以下のような取引はできる場合があります。
- 投資信託の買付(つみたて投資枠/成長投資枠)
- 積立設定の登録
【重要】仮開設中の取引の注意点
仮開設中に取引を開始した場合でも、その後の税務署審査で「NISA口座開設不可」となったときは、その取引は非課税にはならず、すべて「課税口座(特定口座または一般口座)」での取引として扱われます。
そのため、
- 「絶対に新NISAの非課税枠で始めたい」という方:
焦らず、ステータスが「開設完了」になるまで待つのが最も安全です。 - 「今すぐ少額だけ試したい」という方:
仮開設中に取引できるかどうかを確認し、リスクを理解したうえで自己判断で行うのがおすすめです。
「開設完了」になるまでの日数の目安や、税務署審査の流れについては、別記事で詳しくまとめる予定です👇
👉 楽天証券のNISA開設は何日かかる?仮開設と税務署審査の流れ(執筆予定)
5. まとめと次にやること(ステータス別の行動)
新NISA口座の申請状況を確認できたら、あとはステータスに応じて「やるべきこと」を一つずつ進めていくだけです。
✅ ステータス別:次にやること
- 「受付済/本人確認待ち」の場合
→ 本人確認書類・マイナンバーの提出状況を再確認。楽天証券からのメールに不備連絡がないかチェック。 - 「書類不備」の場合
→ 楽天証券からの案内に従って、必要書類を修正してすぐに再提出。 - 「税務署申請中」の場合
→ こちらからできることはほぼありません。この間に「何をどれくらい積み立てるか」を考えておきましょう。 - 「仮開設」の場合
→ 少額から試すか、「開設完了」まで待つかを決める。非課税枠にこだわるなら、完了まで待つ方が安心です。 - 「開設完了」の場合
→ いよいよ本番です。買う商品を決めて、積立設定を始めましょう。
口座開設が完了したら、次は「どの商品を、いくら積み立てるか」という、もっとも重要なステップに進みます。
- 何を買うか迷っている方:
👉 初心者が買うべき投資信託3本|新NISAで失敗しない王道インデックスを厳選 - 全世界株式とS&P500で悩んでいる方:
👉 全世界株式 vs S&P500|どっちを選ぶべき?
「まだ楽天証券の口座開設自体が終わっていない」という方は、まずこちらからどうぞ👇
👉 【初心者向け】楽天証券の始め方|新NISA対応の口座開設手順と最初にやること

Cheese Stock|ちーず(運営者)
新NISA × 楽天証券 × 投資初心者向けに「迷わない教科書」を発信中。
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